弘前市の会社 りんごを自動で選別する機械を導入
農業の担い手不足が深刻化する中、収穫したりんごを自動で選別する機械を弘前市の会社が導入し、デモンストレーションが行われました。
この機械は光センサーによってりんごの大きさや酸度、蜜の入り具合などを自動で選別するもので、弘前市でりんごの生産を行う会社が人手不足を補おうと先月、導入しました。
9日行われたデモンストレーションには弘前市出身で新潟県を拠点に活動するアイドルグループ、NGT48のメンバーの奈良未遙さんも参加し、奈良さんがりんごをコンベヤーに乗せると、あっという間に自動選別が終わり、奈良さんは驚いた様子でした。
会社ではこれまで60個入りのりんご箱20箱を選別するのに2人がかりで4時間かかっていましたが、この機械を使うとわずか10分で終えることができるということです。
「みらいファーム・ラボ」の一戸小希子さんは「機械の性能がよくて驚いた。地域の農家の方にもぜひ活用してほしい」と話していました。
この会社は個人のりんご農家に向けて機械の貸し出しや選果の代行をりんご1箱につき200円から300円で行う予定だということです。