六ヶ所村 核燃料工場の本格工事が7年ぶりに再開

使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを使って燃料を作る国内初の商業用の核燃料工場の本格工事が7年ぶりに再開され、その様子が報道陣に公開されました。

青森県六ヶ所村に建設中の核燃料工場は、原子力発電所の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを使ってMOX燃料と呼ばれる核燃料を作る国内初の商業用の工場です。

この工場では東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて耐震基準が引きあげられたため7年前に本格工事を中断していましたが、今月、安全対策工事の計画などの一部が認可され、本格工事が再開されました。

28日工事の様子が報道陣に公開され、地上2階、地下3階建ての建物のうち地下部分では床となる鉄筋の枠組みにコンクリートを流し込む作業が行われていました。

工場の完成に向けてはまだ1万か所あまりの設備や機器が国の審査の対象となっていて、日本原燃の須藤礼燃料製造事業部長は「今後の審査についても丁寧に説明し認可に向けて着実に進めていく」と話していました。

核燃料工場は完成時期がこれまで7回延期され、現時点での完成時期は2024年度上期となっています。

また、この工場に隣接し、MOX燃料の生産に必要なプルトニウムを使用済み核燃料から取り出す再処理工場は26度目となる完成の延期が今月発表されていて具体的な完成時期は示されていません。