青森県 医療的ケア児支援センター 県立中央病院に設置

青森県は人工呼吸器など、医療的なケアが必要な子どもたちの保育施設などでの受け入れを支援する専門の組織を、青森市の県立中央病院に設置しました。

青森県が設置したのは、たんの吸引や人工呼吸器などが必要な「医療的ケア児」とその家族を支援する「県小児在宅支援センター」で、6日、県立中央病院で開所式が行われました。

センターは医師や看護師、ソーシャルワーカーなど6人体制で運営され、医療的ケア児の保育施設や学校などでの受け入れが進むよう、家族の支援や受け入れ施設の職員の教育などを行うということです。

「医療的ケア児」は県内に170人近くいるとされていますが、県内にある保育施設のうち、受け入れが可能とする施設はおよそ1割にとどまっていて、家族が子どもを預けられず、仕事が続けられないことなどが課題となってきました。

先天的な疾患のため、人工呼吸器を装着するなど日常的なケアが欠かせない、坂本百合乃さん(8)の母親のやすのさんは「子どもが体調を崩したので仕事を辞めざるを得なかったなど、家族の間ではさまざまな声が出ている。就労ができるような支援などを期待したい」と話していました。

「県小児在宅支援センター」の網塚貴介センター長は「医療的ケア児を受け入れることができる施設や学校を少しでも増やすため、支援できる人材を増やしていきたい」と話しています。