秋田市 大雨の検証 医療支援必要な避難者の対応の充実必要

去年7月の記録的な大雨を教訓に、秋田市は、医療支援が必要な避難者の対応を充実させる必要があるという報告をまとめ、今後、複数年かけて調整を進めていくことにしています。

この報告は、去年7月の大雨をめぐり、昨年度、秋田市の検証委員会が行った検証の結果をまとめたものです。

それによりますと、当時の対応の課題として、避難所へ避難してきた人の個別のニーズを把握する体制が十分でなかったほか、集団生活が困難な避難者に個室を提供できた施設が一部に限られたなどとしています。

このため、改善策として、医療的なケアが必要な避難者などの情報をすばやく把握できるようマニュアルを修正するほか、福祉避難所の設置に向けて検討を進めていくことにしています。

秋田市は、複数年かけて慎重に調整を進めていくとしています。