フィンランド発祥のガラス作品展 再開した千秋美術館で

先月、リニューアルオープンした秋田市の千秋美術館で、フィンランド発祥のガラス作品を集めた展覧会が開かれています。

この展覧会は、2年間の改修工事を終えて、先月再開した千秋美術館のリニューアルオープンを記念して行われているもので、140年以上の歴史があるフィンランド発祥のブランドのガラス作品およそ450点が並べられています。

このうち、「アアルト ベース」という作品は、フィンランドの湖から着想を得たとも言われる、曲線を生かした非対称な形が特徴の花器で、およそ30点が展示されています。

また、「バード」と呼ばれる作品では、溶けた状態のガラスを加工することで、カモや白鳥といったさまざまな種類の鳥の色や形が表現されていて、作品ごとに異なる表情を楽しむことができます。

改修工事では、展示ケースのガラス板も、透明度が高く反射が少ないものに変更され、作品をこれまでよりも鮮明に見ることができるということです。

美術館の米山茉未学芸員は「世界的に有名なデザイナーたちが手がけた革新的なデザインと、それを形づくる技術を存分に見ることができます」と話していました。

展覧会は、秋田市の千秋美術館で来月25日まで開かれています。