地元で就職を 高校3年生対象にした企業合同説明会 能代市

多くの若者に地元で就職してもらおうと高校生を対象にした県内企業の合同説明会が先月、能代市で開かれました。

ハローワーク能代などが企画した説明会では製造業や建設業など県内40の企業や団体のブースが設けられ市内の高校から170人の生徒が参加しました。

それぞれのブースでは企業の担当者らが写真や動画を使って資格の取得制度を紹介したり、実際に製造している製品を展示したりして、会社の仕事内容などを具体的に説明していました。

秋田労働局によりますと、この春、高校を卒業し、就職した人のうち県内の企業に就職したのは4月末時点で74.7%と前の年を2.4ポイント下回り、新型コロナの5類移行などを背景に再び県外への就職希望が増えているということです。

説明会に参加した高校生は「まだ進学と就職で迷っている。同じ業種でもいろいろな会社があることがわかったので自分にあったところを見つけたい」と話していました。

また、企業の採用担当者は「県外への就職希望が多いようで厳しい状況だが、職場体験なども活用して会社を知ってもらい人材を確保していきたい」と話していました。