秋田県北部を巡るサイクリングイベント 大館市など初めて開催

秋田県大館市を発着点に、県北部を自転車で巡るイベントが開かれ、多くの自転車愛好家が山間地など自然豊かな景色のなか、サイクリングを楽しみました。

「ハチ公きりたんぽライド」と名付けられたこのイベントは、サイクリングを通じて地域の活性化を図ろうと大館市などが初めて開き、23日は、県内のほか、県外やアメリカなどの海外から自転車愛好家およそ470人が参加しました。

コースは、大館市のニプロハチ公ドームをスタートとゴールに、上級者向けの150キロや、100キロ、中級者向けの60キロ、家族などで楽しめる10キロの4種類があります。

このうち、最も長い150キロは、大館市から北秋田市、鹿角市、小坂町を巡って大館市へ戻るルートで、起伏の激しい山間地も通ります。

コースの途中には休憩所が複数設けられ、このうち、大館市の比内総合支所では、郷土料理のきりたんぽで作った生地に特産の比内地鶏が入ったタコス風の創作料理がふるまわれ、参加者は疲れを癒やしながらおいしそうに味わっていました。

秋田市の46歳の男性は「東北でこういうイベントが少ないので、参加しました。信号が少ないので走りやすく、景色を楽しみながら走っています」と話していました。