古民家を改修した宿泊施設 地元の人たちとの交流に 五城目

五城目町で古民家を改修して地元の人たちとの交流にも活用できる宿泊施設が完成し、20日公開されました。

この施設は、五城目町の中心部で10年ほど空き家となっていた古民家を改修したもので、今月22日の営業開始を前に20日、関係者に公開されました。

施設には宿泊できる和室が2部屋あり、古民家にもともとあった「組子細工」と呼ばれるくぎを使わずに木を組み合わせた装飾などがそのまま活用されています。

また、宿泊者が自由に使うことができるキッチンやラウンジもあり、地元の人たちと交流するスペースとして活用できるということです。

この施設は酒蔵や建設会社など地元企業6社が設立した会社が運営していて、今後は、宿泊者向けに町内の観光プランを考えて地域活性化につなげていきたいとしています。

運営会社の小熊隆博代表は、「五城目町の中心部では宿泊施設が少なく、ゆっくりと町を楽しんでもらう機会が作りにくかった。施設を拠点として地域を活性化できるような取り組みを考えていきたい」と話していました。