秋田駅の駅ビル 地下1階のフロア 今月末で営業を一時休止

去年11月にリニューアルオープンした秋田駅の駅ビルの地下1階のフロアについて、駅ビルを運営する会社は今月末で営業を一時休止することを決めました。
会社は、出店する事業者が思うように集まらなかったほか、客足も伸び悩んだことなどが休止の要因としています。

営業を一時休止するのは、秋田駅の駅ビル「アルス」の地下1階のフロアです。

この場所では去年11月、全国各地の食品をあつかうセレクトショップや青果店など7つの店が集まる新しい食品フロアとしてリニューアルオープンしました。

その後も新たな出店を募集しましたが、店舗を管理するマネージャーやスタッフの人材不足を理由に、出店する事業者がなかなか見つからず、客足も伸び悩んでいたということです。

一方、すでに出店している店舗でも、物価の上昇や物流の2024年問題の影響で仕入れや販売のコストが膨らんでいて、駅ビルを運営する会社はこのまま継続していくことは難しいと判断して、今月末で地下1階のフロアの営業を一時休止にすることにしました。

来月以降、地下1階は全面閉鎖となり、会社は今後の活用方法についてこれから検討していくとしています。

会社の担当者は「秋田駅前の西側は県内でも唯一、人口が増えているエリアで期待は大きかったが、リニューアルオープンからおよそ7か月で営業休止となり、申し訳ありません。引き続き、人が集まる魅力的な場所になるようフロアの活用方法を検討していく」と話していました。