警察犬目指して 訓練の成果競う大会 北秋田

警察犬を目指す犬などが日ごろの訓練の成果を競う大会が、北秋田市で開かれました。

この大会は、警察犬の育成を目的に日本警察犬協会秋田県支部が北秋田市の大館能代空港ふれあい緑地で開きました。

16日は、ふだん一般の家庭などで育てられ警察からの依頼に応じて犯罪の捜査に協力する嘱託警察犬や、警察犬を目指して訓練をしている犬など、およそ100匹が参加し、3つの種目に臨みました。

このうち「選別」は、台に置かれた5枚の布の中から事前にかいだものと同じ匂いの布を選ぶ種目で、参加した犬たちは鼻を近づけて匂いを確かめたあと、すばやく1枚の布を選び出していました。

また、決められたコースを飼い主と同じ速さで歩くなどして、犬が人の指示に従っているかを見る「服従」という種目では、審査員が、それぞれの犬がどれだけ訓練されているかを見極めていました。

すでに嘱託警察犬として活動している4歳のメス犬と参加した青森県の女性は、「『服従』で障害を飛び越えず、避けてしまいましたが、人と一緒に歩くのはうまくできました。これからも警察犬として活躍していきたい」と話していました。