婚活アプリ料金の半分を最大3万円助成 横手市が少子化対策

若者の結婚を後押しし、少子化対策につなげようと、横手市は、婚活のマッチングアプリの利用料金を助成する事業を今月から始めました。

横手市では去年1年間に生まれた子どもの数が279人と、去年までの10年間でほぼ半減していて、少子化が深刻な状況となっています。

このため若者の出会いの機会を増やし、結婚を後押しすることで少子化対策につなげようと、新たに婚活のマッチングアプリの利用料金を助成することを決め、1日から申請の受け付けを始めました。

対象は高校生を除く18歳から39歳の独身の横手市民で、市が指定する5つのアプリを利用した場合、利用料金の半分を3万円を上限に助成するということです。

さらに市では、婚活アプリを利用して交際を始めたカップルを対象にイベントの入場料や交通費、宿泊代など、交際にかかった費用を5万円を上限に助成する事業も同時にスタートさせました。

横手市の高橋大市長は会見で「思い切った対策に踏み込まないと若者の心に響かないと考え、チャレンジすることにした。効果はやってみなければわからないというのが本音だが、少子化対策は諦めるわけにはいかず、なんとか成果につながってほしい」と話しています。