高校生とコンビニが共同開発したパン完成 生徒たち知事に報告

秋田県産の食材などを使って高校生と大手コンビニエンスストアが共同で開発したパンが完成し、開発に携わった生徒たちが県庁を訪れ、佐竹知事に報告しました。

秋田市の金足農業高校の生徒と大手コンビニエンスストアの「ローソン」は、地域活性化につなげようと2012年から、県産の食材などを活用した商品を開発し、販売しています。

今回は、2種類のパンが開発され21日は開発に携わった高校生4人と、コンビニの担当者が県庁を訪れ、佐竹知事に報告しました。

2種類のパンの1つは、県産の米粉やブルーベリーなどを使ったパンケーキで、もっちりとした食感で香り豊かな味わいになっています。

もうひとつは、秋田の人になじみの深い「バター餅」とあんこが挟まれたクロワッサンで、軽い食感にバター餅のほどよい甘さが広がる1品です。

事前に試食したという佐竹知事は「腹持ちがとてもよく2つ食べると満足感があっておやつなどにもちょうどいい。秋田の食材を使う取り組みはすばらしいと思うのでぜひ続けてほしい」と話していました。

開発に携わった3年生の武藤百花さんは、「子どもからお年寄りまでおいしく食べられるパンになったと思います。パンをきっかけに、秋田の食べ物や学校のことを知ってほしいです」と話していました。

2種類のパンは、今月24日に県内の店舗で販売される予定のほか、東北地方では今月28日から販売が始まる予定だということです。