佐竹知事 成瀬ダム建設現場を視察 工期1年延長 事業費増額

東成瀬村で建設中の成瀬ダムについて、国は工期を1年延長し、事業費を増額する方針を示しました。
これを受け、費用の一部を負担する秋田県の佐竹知事は14日、ダムの建設現場を訪れ、工事の進ちょく状況などを確認しました。

東成瀬村で令和8年度の完成に向け建設が進められている「成瀬ダム」をめぐっては、国土交通省が今月10日、働き方改革関連法による時間外労働の上限規制による影響などを踏まえ、工期を1年延長するとともに、資材費や人件費の高騰などを理由に事業費をおよそ370億円増額し、およそ2600億円に変更する案を発表しました。

治水や発電などを目的とした多目的ダムである「成瀬ダム」の事業費の一部は秋田県や横手市などダムの下流にある自治体も負担することになっているため、佐竹知事は14日午後、建設現場を訪れ工事の進ちょく状況などを視察しました。

この中で佐竹知事は、現場の責任者からダム本体の工事が現時点で85%まで進んでいることや、今後の工事の計画などについて説明を受けました。

このあと佐竹知事は報道各社の取材に対し「計画の変更は妥当だと思うが、きちんと精査したい。また、今後も県の負担が軽くなるようダムの機能を損ねない範囲でコストカットができないか国と意見を交わしていきたい」と述べました。

国土交通省の案では、秋田県は追加でおよそ68億円を負担することになっていて、県は6月議会で変更案について審議することにしています。