海の安全を守る海上保安官の仕事 中学生対象の職場体験

海の安全を守る海上保安官の仕事について知ってもらおうと、秋田海上保安部で中学生対象の職場体験が行われました。

この職場体験は、子どもたちの将来の進路選択に役立ててもらおうと、秋田海上保安部が毎年開いていて、8日は、三種町の琴丘中学校の2年生、3人が参加しました。

生徒たちはまず、担当者から日本は領海と排他的経済水域を合わせた面積が世界で6番目に広いことや、海上保安庁は海の警察や消防、それに研究・開発といった幅広い役割を兼ねていることなどを教わっていました。

このあと、秋田沖での海難救助などにあたっている巡視船「しんざん」に移動し、甲板の放水銃やゴムボートなどの装備品を見学したほか、船橋でかじを握ったり、双眼鏡で遠くの船の様子を確認したりしていました。

参加した男子生徒は「海上保安官の仕事に触れるのは初めてでしたが、意外と仕事の種類が多くて、警察と同じように拳銃も使うと知って驚きました」と話していました。

秋田海上保安部の藤田海人さんは「海上保安官は警察や消防と比べて知名度の低さを感じますが、今回のような機会を通して仕事を知ってもらいたいと思います」と話していました。