海外事業展開目指す中小企業 補助金の活用方法を学ぶセミナー

海外への事業展開を目指す県内の中小企業に補助金の活用方法などを学んでもらうセミナーが秋田市で開かれました。

このセミナーは、県の補助金を活用して海外展開に挑戦する中小企業などを増やそうと、県とジェトロ=日本貿易振興機構が開きました。

はじめに、ジェトロの担当者が交渉や契約などを自社で行う「直接輸出」と輸出商社を通じて行う「間接輸出」の違いなどを説明し、直接輸出の場合、コストが削減できる一方、代金の回収にリスクがあることなど、メリットとデメリットを伝えました。

また、世界の情勢を把握するためにも、日頃からニュースに目を通して情報を収拾してほしいと伝えていました。

このあと、海外輸出を行う企業が補助金の活用方法について説明し、このうち大仙市の花火会社は、県からの補助金を使って英語表記の会社紹介パンフレットを作成したことなどを紹介した上で機会を有効活用して果敢に挑戦してほしいと伝えていました。

参加した男鹿市で水産物などの加工を行っている男性は、「自社製品の海外輸出に挑戦したいと考えています。海外に挑戦している県内企業の動きを知ることができ、学ぶポイントがたくさんありました」と話していました。