横手市の30代女性職員 窃盗の疑いで書類送検

横手市は、市民福祉部に勤める30代の女性職員が、忘れ物のバッグから現金13万円余りを抜き取った窃盗の疑いで書類送検されたことを明らかにしました。

横手市によりますと、書類送検されたのは、市民福祉部に勤める30代の女性職員です。

女性職員からの聞き取りによりますと、女性職員はことし2月、市内のスーパーのトイレで個室の物掛けにかけてあった忘れ物のバッグから現金13万7000円を抜き取ったということです。

女性職員はその後、忘れ物を探していた所有者にバッグだけを返していったん帰宅したものの、思い直して再び店を訪れ、所有者に現金を返したということです。

横手市は翌日、女性職員から上司への報告で事案を把握し、窃盗の疑いで横手区検察庁に書類送検されていたことが30日にわかったため公表したとしています。

横手市は、女性職員を1日から自宅待機とするとともに、関係機関の処分を確認したうえで厳正に対処するとしています。

横手市は「市民の皆様に深くおわびします。職員の自覚と自制を促す対策を再点検し、綱紀の保持と服務規律の徹底を図り、信頼回復に全力で取り組みます」としています。