八峰町で「輝サーモン」水揚げ 若手漁業者が養殖に取り組む

八峰町で、若手漁業者などのグループが養殖に取り組んでいるサーモンの水揚げが行われました。

八峰町では、若手漁業者などのグループが収入の向上につなげようと、3年前からサーモンの養殖に取り組んでいて、地元の小学生によって「輝サーモン」と名付けられました。

26日は今シーズン最初の水揚げが行われ、漁業者が生けすから網を使って次々とサーモンを水揚げしていました。

初日の26日はおよそ300匹が水揚げされ発泡スチロールの箱に詰められ地元の山のイラストなどが描かれたラベルが1匹ずつ貼られていました。

今シーズンは去年12月に重さおよそ800グラムのサーモン1500匹を放流し、水温が低かったため生育がやや遅れているということですが、それでも大きいものは3.5キロほどに成長したということです。

昨シーズンは放流したサーモンの6割ほどしか水揚げできませんでしたが、ことしは9割を超える水揚げが期待できるということです。

グループの代表の菊地陽一さんは、「まずは安心しました。このあとさらに大きくなることに期待したい。ことしは県内の多くのスーパーで販売されると思うのでみなさんに食べてもらいたい」と話していました。

サーモンの水揚げは来月半ばまで行われおよそ1300匹の出荷を見込んでいるということです。