鳥海ブルーライン 26日から通行始まる 雪の回廊を楽しむ

雪のために閉鎖されていた秋田県と山形県を結ぶ「鳥海ブルーライン」が26日から通行できるようになり観光客が雪の回廊などの眺めを楽しみました。

鳥海ブルーラインは鳥海山の5合目を通って秋田県にかほ市と山形県遊佐町を結ぶ全長34.9キロの県道です。

去年11月から雪のために閉鎖されていましたが除雪作業が終わり26日から通行できるようになりました。

にかほ市側では、観光客などの車が開通前からおよそ30台待機していて午前10時に開通すると地元の関係者や子どもたちに見送られながら山形県側に向けて出発しました。

にかほ市観光協会によりますとことしは雪が少なく4月に気温が高い日が続いていることなどから道路脇に続く雪の壁の高さは最大で5メートルと例年の半分ほどだということです。

また、5合目付近にある駐車場では観光客が周辺の山々を見渡しながら思い思いの時間を楽しんでいました。

山形県からバイクで訪れた40代の男性は「暖かくてツーリングがしやすい気候だと思います。雪が少ないのは残念ですがそれでも楽しんでバイクで走りたいと思います」と話していました。

鳥海ブルーラインは夜間は凍結するおそれがあるため当面、午後5時から翌朝の午前8時までは通行止めになります。