寝台特急「あけぼの」車両の宿泊施設 電話予約が殺到

小坂町の観光施設「小坂鉄道レールパーク」で寝台特急「あけぼの」の車両を活用した宿泊施設の営業が来月から再開されますが電話で予約の受け付けを始めたところ、希望者が殺到し電話がつながりにくい状態が続いていたことがわかりました。

小坂町の第三セクターが運営する「小坂鉄道レールパーク」では、新型コロナの影響や老朽化した車両の整備のため休止していた寝台特急「あけぼの」の車両を活用した宿泊施設の営業を来月4日、5年ぶりに再開します。

これに向けて、今月20日から電話で宿泊予約の受け付けを始めましたが、希望者が殺到し、20日から21日にかけて電話がつながりにくい状態が続いていたということです。

旧ツイッターの「X」やレールパークで企画運営を行っている「小坂鉄道保存会」のフェイスブックには、「受け付け開始直後から3時間電話をかけ続けてなんとか予約できた」とか、「70回電話して、1回もつながらなかった」などのほか施設側の対応を疑問視する投稿やコメントも寄せられています。

原因について、レールパークは人手不足でオペレーターが1人しかおらず、電話回線も1回線しか用意できなかったためとしています。

小坂鉄道レールパークの鈴木二朗園長は「ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。今回のご指摘を真摯に受け止め、再発防止に向けて工夫していきたい」と話しています。