秋田県の出生率1.23 前回調査より0.11ポイント低下

厚生労働省は、女性1人が一生に出産する子どもの数を示した出生率を発表し、秋田県は1.23でした。
県内では、能代市を除く24の市町村で前回の調査より低下する結果となりました。

女性1人が一生に出産する子どもの数を示した「合計特殊出生率」について、厚生労働省はおととしまでの5年間の平均値を調べました。

その結果、全国平均は1.33で、前回の調査よりも0.1ポイント低くなりました。

このうち、秋田県は1.23で、全国平均よりも0.1ポイント低く、前回の調査よりも0.11ポイント低い結果となっています。

県内の市町村別にみると、最も高かったのが鹿角市で1.38、次いで能代市で1.31、大館市で1.3、由利本荘市と大仙市、にかほ市、それに八峰町で1.28などとなりました。

一方、最も低かったのが男鹿市で1.12、次いで仙北市と湯沢市で1.17、北秋田市と三種町で1.18、大潟村で1.2、秋田市と藤里町、それに美郷町で1.21などとなりました。

県内の25の市町村のうち、前回の調査より出生率が高かったのは能代市だけで、残りの24の市町村では低下する結果となりました。

調査の結果を受けて、秋田県次世代・女性活躍支援課は「若い女性の県外流出のほか、婚姻数も減り、出生数が年々減少している。結婚支援センターを中心に出会いの場を作り、婚姻数や出生数を増やしていけるよう支援策を進めていきたい」と話していました。