連合秋田“春闘賃上げ率4.62% バブル崩壊以降最高水準”

ことしの春闘について、連合秋田が今月10日時点の回答状況を集計したところ、賃金の引き上げ額は平均で月額1万3166円となり、賃上げ率は4.62%となったことがわかりました。

ことしの春闘で、連合秋田は、定期昇給と、基本給を引き上げる「ベースアップ」に相当する分であわせて6%程度の賃上げを求める方針を確認し、傘下の労働組合に労使交渉を呼びかけていました。

その結果、連合秋田によりますと、今月10日の時点で要求書を提出した112の組合のうち、66の組合で交渉が妥結したということです。

さらに、これまでの回答状況を集計したところ、妥結した組合の賃上げ額は平均で月額1万3166円となり、率にして4.62%となったことがわかりました。

この時期の集計で、賃上げ率が4%を上回ったのはおよそ30年ぶりで、賃上げ率はバブル経済の崩壊以降で最も高い水準だとしています。

連合秋田は「給与が上がっても、物価の高騰などで実質賃金の上昇にはつながっていない。引き続き、経営側に賃上げを進めるよう求めていく」としています。