大雨被害を受けた秋田市飯島地区の新城川沿いで桜が咲く

秋田市では、去年の7月の記録的な大雨で被害を受けた飯島地区を流れる新城川沿いでも桜が咲き始め、地域の人たちの心を和ませています。

秋田市飯島地区を流れる新城川の川沿いおよそ1.5キロには、両岸にあわせて200本の桜が植えられています。

この地域では、去年7月の記録的な大雨で川の堤防が被害を受け、一部の桜の木が流されてしまったということですが、残った木はことしも花を咲かせ、近くを訪れた人は足を止めて風に揺れる桜の木を眺めていました。

桜の様子を見に妻と訪れた近くに住む70代の男性は「今年も元気に咲いてくれた。満開になったらお弁当を持ってきて木の下で楽しみたいです」と話していました。

県によりますと、この周辺では大雨で被害を受けた堤防の復旧工事を予定していて、今後、一部の桜の木を切ることになるということです。

桜の管理を行っている新城川桜植樹会の保坂博さんは「いまの状態で桜が見られるのは今回で最後なので、ぜひ家族連れで見に来ていただきたい」と話していました。