横手駅前再開発事業の施工ミス 県は建設3社を指名停止措置に

JR横手駅前の再開発事業として建設されたビルで柱が傾く施工ミスが見つかった問題を受けて、県は、工事を請け負った建設会社3社について入札に参加できないようにする指名停止の措置を行いました。

横手駅前の再開発事業で建設された7階建てのビルをめぐっては、去年、設計どおりに工事が行われず、柱のうち1本が傾いていることが明らかになりました。

県によりますと、現場の責任者を務める「現場代理人」と技術面での責任者の「監理技術者」は、施工ミスが発覚したあとも工事を進め、虚偽の報告書を作成していたということです。

これを受けて県は、この工事を請け負った企業体を構成する建設会社3社に対して「不正または不誠実な行為」だとして県が発注する工事の入札に参加できないようにする指名停止の措置を行いました。

指名停止の期間は、横手建設が7月10日まで、半田工務店と伊藤建設工業が6月10日までとなっています。

指名停止の期間の違いについて、県は、施工ミスが発覚したあとの対応などを踏まえて判断したとしています。

横手建設は、ホームページで「今回の処分を真摯(しんし)に受け止め、再発防止と信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります」とコメントしています。