新スタジアム建設計画 Jリーグ側から「後退している」と指摘

秋田市郊外の外旭川地区のまちづくり事業をめぐり、穂積市長は、卸売市場の再整備で生じる余剰地で計画されているブラウブリッツ秋田の新しいスタジアムの建設について今月上旬、Jリーグ側から「昨年度より後退している」などとする指摘があったことを明らかにしました。

秋田市郊外の外旭川地区のまちづくり事業をめぐっては、市が先月下旬に基本計画を策定したものの、先月末を目指していた「地域未来投資促進法」に基づく国への申請は県の理解を得られずに断念し、めどが立っていません。

この事業の中では、サッカーJ2、ブラウブリッツ秋田の新しいスタジアムの建設が老朽化した卸売市場の再整備で生じる余剰地で計画されていますが、秋田市の穂積市長は11日の会見で、今月上旬、Jリーグ側から現状について「民間施設の整備も不透明であり、昨年度、県と市が提出した意向表明書で示した内容から後退している印象を受けている」などとする指摘があったことを明らかにしました。

穂積市長は「来シーズンのライセンス取得へ動いていくとともに、意見交換をしながら検討を進めていくとしか言いようがない」と述べました。

また、穂積市長は会見で9日、千葉県でまちづくりの事業パートナーである「イオンタウン」の加藤久誠社長と面会したことを明らかにしました。

穂積市長によりますと、イオンタウン側から「官民連携によるまちづくりに引き続き取り組みたい」という意向があったということで、計画の大幅な修正は予定していないということです。