子どもたちに農業への理解を 仕組みなどまとめた教材を贈呈

県内の子どもたちに農業への理解を深めてもらおうと、農業の仕組みなどをまとめた教材が贈呈されました。

10日はJAバンクあきたと全農秋田県本部が県庁を訪れ、猿田副知事に教材の目録が手渡されました。

教材には農産物の生産から流通までの流れがまとめられていて、掲載されたQRコードを読み込むことで、動画サイトから関連する映像も見られるようになっています。

このほか、ことしデビューから40年を迎えるあきたこまちの特徴などを伝える冊子や県内各地の特産品を紹介する下敷きも贈られました。

目録を受け取った猿田副知事は「子どもたちにとって食が大事だということを勉強することで将来の選択肢の1つにもなると思うので、教育現場と連携しながら有効活用したい」と述べました。

贈呈式のあと、農林中央金庫秋田支店の大友一仁副支店長は「食料自給率が低く、農業の高齢化も進んでいるので子どもたちには写真やイラストを見ながら周りの人と話し合って農業について理解を深めてほしい」と話していました。

教材は県内の小学5年生およそ6100人に配られるということです。