渋谷から移設の緑色の鉄道車両「青ガエル」一般公開再開 大館

東京・渋谷駅前から秋田県大館市に移された緑色の鉄道車両・通称「青ガエル」が“冬眠”期間を終え、5日一般公開が再開されました。

鉄道車両の「青ガエル」は、主に高度経済成長期に活躍後、渋谷駅前に置かれていましたが、4年前に「忠犬ハチ公」のふるさと大館市に移され、観光施設の「秋田犬の里」に置かれています。

「青ガエル」は、雪から車両を守るため、去年12月からシートをかぶせて“冬眠”していましたが、春になって緑1色に塗られたしもぶくれの車体が姿をあらわし一般公開が再開されました。

5日は、地元の保育園児と秋田犬の「銀」が参加してセレモニーが行われ、園児たちが「青ガエルさん、春だよ、起きて!!」と呼びかけると、「青ガエル」のドアが開いて訪れた人を出迎える準備が整ったことをアピールしました。

秋田犬の里の佐藤和浩館長は「『青ガエル』は都会で走っていた電車だが、渋谷と大館をつないでいることを、若い人たちにも思ってもらえる存在として大事にしていきたい」と話していました。