五能線のあきた白神駅で観光列車出迎え 観光駅長に委嘱状交付

秋田県八峰町にあるJR五能線の「あきた白神駅」で、秋田と青森を結ぶ観光列車「リゾートしらかみ」の出迎えなどを行う観光駅長に地元の女性2人が任命され、2日、委嘱状が交付されました。

「リゾートしらかみ」は、日本海や世界遺産白神山地の景観が楽しめる観光列車として平成9年4月に運行を開始し、JRは当時からあきた白神駅で「リゾートしらかみ」の出迎えを行ったり、周辺の観光地を紹介したりする観光駅長を任命しています。

今年度、観光駅長として任命されたのは、いずれも町内の観光施設に勤める、菊地笑美子さんと山内香澄さんです。

菊地さんは17年連続の観光駅長、山内さんは5年連続の観光駅長を務めます。

2日は町の施設で任命式が行われ、JR東能代統括センターの松田勲所長が2人に委嘱状を交付しました。

そして「リゾートしらかみ」が駅に到着すると、2人は早速、ホームで出迎え、乗客に笑顔で手を振って出発も見送っていました。

JRによりますと、「リゾートしらかみ」のことし2月の乗車率は前年の同じ時期に比べ、およそ1.4倍に増えるなど、コロナ前のにぎわいが戻りつつあるということです。

菊地さんは「行きたい場所に五能線を選んでもらえるよう多くの魅力を伝え、一期一会の気持ちを大切におもてなしをしたい」と話していました。