“新たな特産品に” 県産のそばを使った即席麺を開発 試食会

そばの作付面積が全国3位の秋田県で、新たな特産品にしようと県産のそばを使った即席麺が開発され、27日試食会が行われました。

この即席麺は、秋田県産のそばを手軽に味わってもらおうと生産者や加工業者でつくる団体が開発しました。

即席麺には由利本荘市の石沢地区で栽培されたそばが使われ、油で揚げずに加工することで、豊かな香りや風味を落とさずに楽しめるようにしたということです。

27日は試食会が開かれ、参加した人たちは満足そうな表情を浮かべながらそばを味わっていました。

秋田県ではそばの栽培が盛んに行われていて昨年度のそばの作付面積は全国3位の4450ヘクタールです。

その一方で、即席麺を開発した団体によりますと、そばの多くが関東地方に出荷されているため県内での認知度は低く、県産のそばの扱う飲食店は少ないということです。

この団体の代表の藤原洋介さんは「秋田にそばの生産地としての魅力があるんだということを知ってほしい。県内の人にもいろんなトッピングをしながら家で手軽に食べてほしいです」と話していました。

この即席麺は早ければ来月にも由利本荘市の道の駅などで販売が始まるということです。