SNSで投資や先物取引持ちかける 男性が約600万円被害

横手市に住む50代の男性が、SNSで知り合った相手からFX投資や原油の先物取引などを持ちかけられ、およそ600万円をだまし取られ、警察は詐欺事件とみて捜査しています。

警察によりますと、横手市の50代の男性は去年12月、SNS上の投資に関する広告に書かれていた有名人を名乗る人物の連絡先を追加したところ、その人物からSNSのグループに招待されました。

グループでは参加者が「FX投資や原油の先物取引で利益を上げている」などと発言していたということで、参加者から勧められた男性は先月から今月21日までの間に、投資の元手などとして指定された口座に4回にわたり、合わせておよそ600万円を振り込みました。

その後「投資で発生した利益にかかる税金を振り込む必要がある」などと要求され、不審に思った男性が24日、警察に相談し、被害が発覚したということです。

警察は詐欺事件とみて捜査するとともに、インターネット上に投資に関する広告を出し、SNSのグループに誘導してうその投資話を持ちかける手口が全国で報告されているとして、誘いを受けたら1人で判断せず、警察に相談してほしいと呼びかけています。