新型コロナワクチン 県の相談センターの業務 今月末で終了へ

新型コロナウイルスのワクチン接種に関して電話で医学的な相談に応じてきた「秋田県新型コロナワクチン相談センター」について、県は今月末で業務を終了することになりました。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことで、政府は全額公費によるワクチンの接種を今年度で終了し、今後は原則有料で接種を行うことにしています。

こうしたことを受けて、秋田県は薬剤師の資格を持つ職員がワクチン接種のリスクや副反応の内容などについて電話で相談に応じてきた県の「新型コロナワクチン相談センター」の業務を今月末で終了することにしました。

今後、接種後の体調がつらいなどの症状がある場合、かかりつけの医療機関や厚生労働省のコールセンターなどに相談してほしいとしています。

県内では今月17日までにのべ395万人あまりが接種を受けたということで、県の感染症特別対策室は「相談センターがあることで不安の解消に一定の効果があったと考えている。今後も感染者が増えるなどのタイミングをみて注意喚起を続けていく」としています。