県内 民間企業の障害者雇用率 2年蓮続で過去最高を更新

去年6月時点の県内の民間企業の障害者の雇用率は平均2.4%で、前の年を上回り2年連続で過去最高を更新しました。

秋田労働局は、県内の民間企業811社について、障害者の雇用状況を去年6月1日現在でまとめました。

それによりますと、雇用している人に占める障害者の割合は、平均で2.4%となり、これまでで最も高かった前の年をさらに0.11ポイント上回り、過去最高を更新したということです。

障害者の雇用を促すため、国が2.3%と定めている「法定雇用率」を達成した企業の割合も、前の年から2.2ポイント増え、64.2%となり、こちらも過去最高となりました。

一方で、現在2.3%とされている民間企業の法定雇用率は、ことし4月から2.5%、令和8年7月から2.7%へと、段階的に引き上げられる予定で、企業側には障害者の雇用がいっそう求められることになります。

今後について、秋田労働局は「法定雇用率が未達成の企業などに対して、達成に向けた指導や雇用支援を引き続き行っていきたい」としています。