北秋田市で捕獲の野生イノシシ2頭が豚熱に感染 消毒徹底を

北秋田市で捕獲された野生のイノシシ2頭が豚熱に感染していることが確認されました。
県内で豚熱が確認されたのは去年12月以来で、県は養豚場に対して消毒を徹底するよう呼びかけています。

県によりますと、先月29日と今月2日に北秋田市で捕獲された野生のイノシシ、それぞれ1頭を遺伝子検査したところ、13日、豚熱に感染していることが確認されました。

野生のイノシシから豚熱が確認されたのは去年12月以来で、感染が確認されたイノシシは今回の2例を含めて、これで11例になるということです。

豚熱は伝染力の強いブタやイノシシの病気で、人には感染せず、仮に食べても人体に影響はないほか、県内で飼育されているブタはすべてワクチンを接種しているということです。

県畜産振興課は、「養豚場に出入りする人や車の消毒のほか、野生動物が入ってこないように衛生管理を徹底してほしい。また、県民のみなさんは、山菜採りで山に入ったときは靴底の泥を落とすなど、ウイルスを広げないように注意してほしい」と呼びかけています。