NHK学園高校の卒業式 31人が卒業 秋田市

通信制で授業を行う「NHK学園高校」の卒業式が秋田市で行われました。

NHK学園高校は、NHKのテレビやラジオを通じて学ぶ通信制の高校で、秋田市に通学していた17歳から20歳までの31人が卒業を迎え、12日、卒業式が行われました。

式には27人が参加し、はじめに代表の生徒が卒業証書を受け取りました。

この中で、NHK秋田放送局の石井令人局長は「きょうを迎えられたのは、みずからの道を選び、向き合ってきた成果です。今後も自信を胸に抱いて歩んでほしい」とお祝いのことばを述べました。

これに対し、卒業生代表の五十嵐蒼海さんは「苦難に遭遇し、跳ね返されることはあっても強く生きることは家族などへの恩返しだと思っています。広い視野を持ち、多くの人に優しい声をかけられる社会人になれるよう努力していきます」と述べました。

式のあと、山形県鶴岡市から月に2回、電車で通学していた大津愛結さんは「不安を感じることもあった3年間でしたが、まわりの優しいサポートのおかげで乗り越えることができました。将来はファッション業界で働きたいと思っています」と話していました。