県産木材を使った木工体験教室 五城目小学校

県内の林業について子どもたちに関心を深めてもらおうと県産の木材を使った木工体験教室が五城目町の小学校で開かれました。

この体験教室は、地元の林業関係者で作る団体などが初めて開き、27日は五城目小学校の3年生、41人が参加しました。

はじめに児童たちは、県森林組合連合会の女性職員から日本の国土のおよそ7割が森林で占められていることや、木を切ったあとに新しい木を植えるサイクルが地球環境によいことなどを教わりました。

続いて児童たちは長さ40センチほどに切りそろえられた県産の秋田杉の端材をのこぎりで切る作業に挑戦し、最初に木材に溝をつけると切りやすいことなどを教わったあと、大人の助けも借りながら、木材を切っていきました。

参加した女子児童は「のこぎりを使うのは初めてだったし、木が固くて切るのに時間がかかりました。切った木材からは森の新鮮な匂いがしました」と話していました。

企画した男鹿南秋田森林組合の伊藤直勝専務理事は「少しでも木材に携わってもらうことで、木の楽しさや温かさを子どもたちに知ってもらい、未来につなげたい」と話していました。

学校によりますと27日に切った木材は28日の図工の授業で工作用に使うということです。