大仙市 コンテナ利用の移動式ホテル会社と災害協定 避難所に

大仙市は、コンテナを利用して移動式のホテルを展開する会社と災害が発生したときに避難所としてコンテナを優先的に活用する協定を新たに結びました。

大仙市と協定を結んだのは北関東を中心に移動式のホテルを展開する会社の「デベロップ」です。

この会社は自社で製造した専用のコンテナをホテルの客室に利用していて、災害時には協定を結んだ自治体などにコンテナを運び、避難所として貸し出すことにしています。

この取り組みについて大仙市も速やかに避難所などを設営できるように27日、この会社と新たに協定を結び、災害時に市が指定する場所に優先してコンテナを設置してもらうことになりました。

会社によりますと、秋田県内の自治体とこうした協定を結んだのは大仙市が初めてで、東北地方全体でも山形県酒田市に続いて2例目だということです。

協定を結んだ大仙市の老松博行市長は「さらなる災害対応力の強化につながる。これから相互に連携して実効性の高い協定となるようにしていきたい」と話していました。

大仙市や会社は今後、コンテナを設置する場所や用地について協議を進めていくということです。