難病の患者や家族の悩みの相談会を開催 秋田市

難病の患者や家族の悩みを医師やソーシャルワーカーが聞き取り、不安を和らげようという相談会が秋田市で開かれました。

この相談会は、県内の患者団体などで作るNPO法人「秋田県難病団体連絡協議会」が、24日、秋田市の県心身障害者総合福祉センターで開き、難病の患者やその家族などおよそ15人が集まりました。

相談会では、県内の病院に勤める神経外科医の鎌田幸子さんと、医療ソーシャルワーカーの田口敦さんが相談に応じました。

医療に関する相談をどの機関にすればいいか迷っているという参加者に対し、鎌田さんは、まずは主治医に相談することで、ソーシャルワーカーへの連絡や相談の予約などの支援を受けられると説明していました。

また、病気が進行しても仕事を続けられるか不安だという相談に対しては、田口さんが「職場に行くという目標があったほうが生活もしやすくなる」と答え、制度や支援を案内できるソーシャルワーカーに積極的に相談するよう伝えていました。

協議会の長谷川ひとみ事務局長は「診療の場では時間的な制約で相談するのが難しいこともあると思うので、こうした相談会で医療従事者やほかの患者と話し合える機会を提供していきたい」と話していました。