子どもの体力調査 男女とも14年連続で全国平均を上回る

全国の小学5年生と中学2年生を対象にした体力調査で、今年度、秋田県は男女とも14年連続で合計点が全国平均を上回りました。

スポーツ庁は、毎年、小学5年生と中学2年生を対象に体力調査を行っていて、今年度、秋田県からはおよそ1万2000人が参加しました。

調査は、50メートル走や握力など、8種目が行われ、小学生では、男子が全国平均より2.14ポイント高い54.73、女子が3.28ポイント高い57.56ポイントでした。

中学生では、男子が全国平均より2.58ポイント高い43.9、女子が1.67ポイント高い48.89でした。

秋田県内では、すべての年代、性別で2008年に調査が始まって以来、14年連続で全国平均を上回りました。

また、新型コロナウイルスの感染拡大以降、県内の子どもの体力は低下傾向にありましたが、中学女子を除き合計点が初めて前年度を上回る結果となりました。

県は、行動制限が緩和され、体育の授業や部活動などが再開したことが要因とみていますが、体育の授業時間以外での1週間の運動時間は、小中学校の男女ともに減少しているということです。

このため、県は「運動習慣の定着につながる取り組みを強化していく」としています。