地震の被害を調査 石川 輪島市に東北森林管理局の職員派遣

能登半島地震で土砂崩れなどの被害が出た山あいの地域を調査するため、東北森林管理局から職員が派遣されることになり、22日、秋田市で出発式が開かれました。

元日に起きた能登半島地震では、ヘリコプターによる林野庁の調査などで、山あいの地域で住宅に土砂が流れ込んだり斜面が崩れたりする被害が確認されています。

その詳しい状況を調べるため、東北森林管理局から職員の佐々木秀隆さんが派遣されることになり、22日、秋田市で出発式が開かれました。

このなかでは、大政康史局長が「道路などのインフラがある程度復旧して雪どけが進むなど、ようやく現地の復旧に向けて進みだせる状況になった。住民が安全で安心して生活できるよう頑張ってきてほしい」と激励しました。

佐々木さんは、ほかの地域から派遣された職員とともに今月26日に石川県輪島市に入り被害状況を調査するほか、復旧工事を行うための設計も担当することにしています。

出発式のあと佐々木さんは「山が崩れた箇所を元どおりにして次の災害を防ぐことで被災した人たちの力になりたい」と話していました。