プーチン大統領から佐竹知事に贈られた猫 ことしも動画を公開

「猫の日」とされる2月22日を前に、秋田県はロシアのプーチン大統領から佐竹知事に贈られた猫の動画を公開しました。

猫はロシア語で平和を意味する「ミール」と名付けられていて、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、県は「猫に罪はなく、『ミール』には名前のごとく平和を伝える存在であってほしい」としています。

佐竹知事に贈られたオスのシベリア猫は、2012年に秋田犬の「ゆめ」を知事が贈ったお礼として、プーチン大統領から2013年に贈られました。

佐竹知事は贈られた猫にロシア語で平和を意味する「ミール」と名付け自宅で飼い続けていて、「猫の日」とされる2月22日の前後に佐竹知事や家族が1年間撮りためた映像を編集して公開しています。

21日、公開された動画は、今月12日で12歳になった「ミール」が口を動かしてエサを食べている姿や、背中をなでられて気持ちよさそうに目を細めている表情が紹介されています。

一方、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中で動画を公開することについて、県は「猫に罪はなく、『ミール』には名前のごとく平和を伝える存在であってほしいと考えている。そのため、動画の公開は今後も続けたい」と説明していて、これまでに「ミール」の動画公開に対する抗議の電話などは1件も寄せられていないということです。

また、去年は発表されていた佐竹知事のコメントについて、秋田県は「ウクライナ侵攻は依然、続いているが、『ミール』や動画公開に対する知事の考え方は変わらず、ことしのコメントはない」としています。