鹿角市の宿泊施設 助成金278万円余を不正受領 市返還請求

鹿角市は、国の臨時交付金を活用した市の観光キャンペーンについて市内の宿泊施設が助成金を水増しし、278万円余りを不正に受け取っていたと明らかにしました。
この施設は、県からの助成金も水増しして不正に受け取っていて、市は全額の返金を求めるとともに、警察へ被害届を出すことも検討しています。

助成金を不正に受け取っていたのは、鹿角市八幡平の宿泊施設「五の宮のゆ」です。

鹿角市によりますと、この施設は令和2年9月から令和3年1月まで、新型コロナ対策のための国の臨時交付金を財源にして市が行っていた宿泊応援事業「かづのに泊まってエールキャンペーン」を通じて、278万円余りを不正に受け取っていたということです。

このキャンペーンは、市内にある21の宿泊施設で宿泊代を1泊あたり3000円割引するもので、市が助成していましたが、この施設は宿泊数を水増しして助成金を受け取っていたということです。

この施設は、国の「全国旅行支援」を活用した県の観光キャンペーンでも、およそ4181万円を不正に受け取っていたことがすでに明らかになっていて、鹿角市が調べたところ、市の観光キャンペーンでも不正が明らかになったということです。

市は施設に対して助成金の全額返金を求めていて、市によりますと施設の運営会社は支払う意思を示しているものの、19日時点で返金されていないということで、警察へ被害届を出すことも検討しています。