サイバー犯罪被害への注意 警察や学生ボランティアが呼びかけ

今月1日からの「サイバーセキュリティ月間」にあわせて、警察や学生ボランティアがサイバー犯罪の被害への注意を呼びかけました。

秋田駅前の「ぽぽろーど」では、警察と学生ボランティア合わせて15人が注意を呼びかけるチラシを配りました。

会場ではウイルスに感染したパソコンの画面も見ることができ、通りがかった人たちが対処法や犯罪の手口を学んでいました。

県警察本部によりますと、県内では去年1年間にサイバー犯罪で131件が検挙され、最も多かったのは他人に売り渡す目的でインターネット上で銀行口座を開設する事件で、85件にのぼりました。

ボランティアで参加した大学院生は「SNSを使う若者が意図せず犯罪に加担してしまう恐れもあるので、事前に知識をつけて気をつけてほしい」と話していました。

県警察本部サイバー犯罪対策課の藤田輝雄次長は「SNSを通じて簡単に稼げるなどとうたい、投資や副業を持ちかける詐欺が多発しているので、正しい情報を見極めて安全に利用してほしい」と話していました。