中華圏の「春節」仙北市の観光地は外国人観光客でにぎわう

中華圏の旧正月「春節」を迎え、秋田県仙北市の観光地は台湾などからの外国人観光客でにぎわっています。

県内の観光地の一つ、仙北市角館町は春節の大型連休を利用して中国や台湾などから訪れた外国人観光客でにぎわっていて、付近の駐車場には多くの団体ツアー用の大型バスが止まっていました。

外国人観光客らは、武家屋敷の古い町並みを眺めながら歩いたり、写真を撮ったりしていました。

また、土産物店の中には春節の縁起物で「福」という文字が書かれた赤い布が飾り付けられ、外国人観光客が日本酒などを次々と買い求めていました。

母親と台湾から訪れた女性は「東京や大阪を観光したことはありましたが、雪景色を楽しみたくて初めて東北を訪れました。食べ物がおいしいし町並みがとてもきれいで楽しいです」と話していました。

県によりますと、去年12月、4年ぶりに再開した秋田と台湾を結ぶチャーター便の座席の予約は9割に達していて、この土産物店では去年の春節の時期と比べると外国からの客の数が2倍になっているということです。

土産物店の店主は「ことしはチャーター便が再開し、新型コロナ拡大前の春節よりも多く観光客が訪れている印象です。町がにぎやかになってとてもうれしいです」と話していました。