秋田市の神社で4年ぶりに節分の豆まき

節分の3日、秋田市の神社では新型コロナの影響で中止されていた豆まきが4年ぶりに行われました。

秋田市の三皇熊野神社では、新型コロナの影響で去年までの3年間、節分にあわせた豆まきを中止していて、3日、4年ぶりに豆まきを再開しました。

この神社では、厄をはらう意味をこめて、その年の年男や年女が豆をまくことにしていて、ことしは、中止した3年間に年男や年女だった人も含め、およそ10人が豆をまきました。

豆を拾った人には御利益があるとされ、駆けつけた大勢の人たちが両手を上に伸ばして豆を取っていました。

参加した30代の女性は、「コロナ禍が明けて、地域の人たちもたくさん集まれるようになり、楽しかったです」と話していました。

また、境内には能登半島地震の被災地に向けた募金箱も設置され、被災地のことを思いながらお金を投じる人も見られました。

宮司の金山智紀さんは「子どもや地域の人たちが笑顔を見せてくれてよかった。去年は大雨やクマなど災いの多い年だったので、ことしは穏やかな1年になってほしい」と話していました。