秋田市立図書館が電子書籍の貸し出しサービス開始 県内で初

市民の多様なライフスタイルや読書ニーズに応えようと、秋田市立図書館は31日から県内にある市町村の図書館として初めて電子書籍の貸し出しサービスを始めました。

31日から電子書籍の貸し出しサービスを始めたのは秋田市立図書館で、経済や教育などの実用書や子ども向けの絵本といった3535冊の本が、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などで読むことができます。

県内にある市町村の図書館で電子書籍の導入は初めての試みでサービスを利用できるのは秋田市内に住んでいる人のほか市内に通勤や通学している人で、秋田市立図書館に利用登録している人が対象になるということです。

図書館のホームページから「マイページ」にログインし、読みたい電子書籍の貸し出しボタンを押すとサービスを利用できるということで、半分ほどの本には読み上げ機能もついていて、目の不自由な人なども活用することができます。

秋田市立図書館はサービスを利用できる電子書籍について3月までにさらに2400冊ほど追加する予定だということです。

秋田市立中央図書館明徳館の長尾理可子参事は「新型コロナや育児、介護などもあり図書館まで来られないという声が寄せられていたので、どんな人でも気軽にその場で本を楽しんでほしい」と話していました。