新しい体操競技「ラート」の体験教室 大館市の小学校

二重になった鉄製の輪を体全体で操る体操競技、「ラート」の体験教室が大館市の小学校で開かれ、子どもたちがラートの魅力に触れました。

体験教室が開かれたのは大館市の成章小学校で、世界選手権の男子個人総合で3回優勝している仙北市出身の高橋靖彦選手が講師を務めました。

「ラート」は、2つの鉄製の輪を平行につないだ器具を使って姿勢や技を競う体操競技です。

高橋選手は、はじめにデモンストレーションを行い、巧みにラートを扱いながらさまざまな技を繰り出すと、子どもたちから驚きの声と拍手が沸き起こっていました。

このあと、子どもたちがラートに挑戦し、高橋選手の指導を受けながら両手と両足を使ってラートを回転させると、はじめは怖がっていた子どもたちもしだいにうまくできるようになり、ラートを楽しんでいました。

小学4年生の男子児童は「実際にやってみて、逆さまになるのが怖かったけど、楽しかったです」と話していました。

高橋選手は「初めて体験する回転や浮遊の感覚を楽しみ、新しいことにチャレンジする気持ちの大切さを伝えたい。将来、この中からもっとやってみたいという子どもが出てきてくれたらうれしい」と話していました。