商業施設で不審者侵入などを想定した訓練 五城目町

不審物への対応や凶器を持った不審者が店内に入ってきたことを想定した訓練が五城目町の商業施設で行われ、従業員が買い物客の避難誘導や警察への通報などの手順を確認しました。

商業施設の従業員や警察官、およそ40人が参加した訓練は、まず、施設の店内で不審物が発見された想定で行われ、従業員が紙袋を置いて立ち去る不審者を目撃すると、すぐに警察に通報し、買い物客に避難するよう施設の外へ誘導していました。

また、刃物を持った不審者が店内に入ってきたことを想定した訓練も行われ、従業員がさすまたや買い物カートなどで不審者と距離を取るなどして警察官の到着を待ち、駆けつけた警察官が不審者を取り押さえていました。

警察によりますと、近年のテロは商業施設や駅など不特定多数の人が集まり、警備が手薄な場所で起きているということで、参加した人たちは真剣な表情で訓練に参加していました。

商業施設の平江恵店長は「訓練を受けて、いち早く不審者に気づいて行動することが安全につながると感じたので、きょうの反省点や注意点を共有して徹底していきたい」と話していました。

五城目警察署警備課の進藤健課長は「民間施設では、多くの人が出入りする中に不審者が紛れている可能性もあるので、不審者を見つけた場合はすぐに警察に通報してほしい」と話していました。