「比内とりの市」多くの人でにぎわう 大館市

特産の比内地鶏を存分に味わえる「比内とりの市」が、28日まで2日間、大館市で開かれ、多くの人が訪れて鶏づくしの催しを楽しみました。

「比内とりの市」は、地元特産の「比内地鶏」をPRしようと大館市などが毎年開いていて、ことしで40回を数えます。

会場では、比内地鶏の肉や卵、それに野菜をふんだんに使った「かやき鍋」が、40回の節目を記念して先着100人に無料でふるまわれ、多くの人が熱々の鍋に舌鼓を打ちました。

また、長さ20メートルの鉄の棒に比内地鶏を刺して1羽まるごと炭火で焼く「千羽焼き」のコーナーにも、こうばしい香りに誘われた多くの人が列を作り、買い求めていました。

小学2年生の孫と一緒に訪れた地元の女性は「かやき鍋がおいしいので毎年、来ています。孫は初めて食べますが、おいしいと言って食べてくれました」と話していました。

ステージでは、地元の保育園児たちが比内地鶏になりきって「コケコッコー」と鳴き続け、その長さを競う「人間比内鶏永唱大会」が行われ、会場を沸かせていました。

会場には、同じ比内地域特産の伝統野菜「とんぶり」の応援大使で、タレントのふかわりょうさんも駆けつけ、地元の小学生がふかわさん作詞作曲の「とんぶりの唄」に合わせて「とんぶりダンス」を披露すると、会場からは大きな拍手が送られていました。