大仙市で能登産のかきの試食会 被災した七尾市の養殖業者支援

能登半島地震で被災した石川県七尾市のかきの養殖業者を支援しようと、秋田県大仙市のショッピングセンターで能登産のかきの試食会が開かれました。

この試食会は、大仙市の大曲青年会議所が市内のショッピングセンターで開き、七尾湾で養殖した「能登かき」およそ400個が無料でふるまわれました。

かきは缶に入れたまま火にかけて蒸し焼きにして提供され、訪れた人たちは、熱々の身にぽん酢をかけておいしそうに味わっていました。

能登半島地震で七尾市のかきの養殖業者は倉庫が倒壊するなどの被害にあい、青年会議所が支援のためにかきを購入したということです。

会場では募金箱も置かれ、集まった分は被災地の復興支援に活用されるということです。

大仙市の小学4年生の女の子は「身が柔らかくてとてもおいしかったです。かきを食べて少しでも被災地の力になりたいです」と話していました。

大曲青年会議所の藤田靖弘理事長は「きょうかきを食べておいしいと感じた人たちがまた能登のかきを買って、継続的な復興支援に結びついてほしいです」と話していました。

来月はかきをさらに増やして同じ催しを開く予定だということです。