認知症に理解を 横手市の男性 東北初の「オレンジ大使」委嘱

認知症への理解を深めてもらおうと、認知症の人がみずからの思いなどを広く発信する「オレンジ大使」に、東北6県で初めて秋田県横手市の男性が委嘱されました。

「あきたオレンジ大使」に委嘱されたのは、横手市の神原繁行さん(60)で、18日、秋田県庁で委嘱式が行われました。

オレンジ大使は、認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる社会づくりを目指して、みずからの思いを発信してもらうもので、神原さんは都道府県が委嘱する大使としては東北6県で初めて委嘱されました。

神原さんは、横手市内の病院で看護部長を務めていた4年前に若年性認知症と診断され、その後も看護師として働きながら、認知症の当事者たちが交流する「認知症カフェ」を開いているということです。

委嘱式で、佐竹知事は「認知症は誰でもなる可能性があり、いい形で付きあうことが大切だ。自分らしく生活することが理想なので、無理をせずに発信して役割を果たしてほしい」と述べました。

式のあと、神原さんは「認知症は少しずつ進んでいるが、周りの支援のおかげでこうして活動できている。認知症への関心が高まっていると感じるので、認知症に対してどう対応すればいいのか、みんなで考えていきたい」と話していました。

神原さんは来月、認知症の人たちのサポートについて学ぶ研修会で講演する予定だということです。