「小坂鉄道レールパーク」 修繕費寄付額が目標の1.7倍に

小坂町の観光施設「小坂鉄道レールパーク」で町が保存されている車両などの修繕費用を確保するために行ったクラウドファンディングによって集まった寄付の金額が、目標のおよそ1.7倍にあたる607万円余りに上りました。

「小坂鉄道レールパーク」では、かつて東京・上野と秋田県を経由して青森を結んでいた寝台特急「あけぼの」の車両を宿泊施設として活用してきましたが、新型コロナの影響で4年前から宿泊の営業を取りやめていました。

この休止期間で、車両にはさびや雨漏りなどが見つかり、町はふるさと納税の制度を活用したクラウドファンディングで、去年10月から修繕費用の寄付を募っていました。

寄付は去年11月の時点で目標の350万円に達しましたが、ほかにも整備や保全が必要な車両や施設があることから、町は先月末まで寄付を受け付けていました。

その結果、最終的な寄付の金額は、目標のおよそ1.7倍にあたる607万9000円に上ったということです。

小坂町は「賛同いただきました皆様へ心より感謝申し上げます。『あけぼの』の車両は塗装工事を終え、春からの宿泊営業再開に向けて準備を進めているので、ぜひ来園してほしい」としています。